衝撃的なタイトルですが…。
一瞬で「あ、ヤバイやつかもしれない。」と体中の全細胞がひっこみました。(笑)
あの時と同じ、お風呂で何となく触れたときに感じた指に残る固い感触。
それは、先日の大きな台風の夜でした。
まずは、この度の台風第15号により被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。 一日も早い復旧を心よりお祈りしております。
※個人の体験になりますのでそれぞれの状況と異なることもあることをご了承くださいませ。
原因を考えてみた
これは何なのでしょう?
し…しこ…り…???
ほんのわずかなサイズで見失うこともあるけど、圧倒的な存在感。
何度も何度も触って確かめては、ハテナが浮かびます。
何かが触れるのはもともとがんのあった場所の近く、乳房の下部でした。
結論の出ない答えを推測してみました。
局所再発
まず気になるところであって、一番に否定しておきたいのです。
私は、乳頭乳輪温存乳房切除術とセンチネルリンパ節生検を行った結果、腋窩リンパ郭清をしています。がんのサイズもそれほど大きくなく温存と全摘を選べたほどです。術後の病理でもがんは取り切れていたので、局所再発の可能性は限りなく低いと思います。だけど、0%ではないのはがんの恐ろしいところです。
インプラントの何か
局所再発でないのならば、何なのでしょう?
あくまでも可能性のひとつとして考察してみました。
インプラントのカプセル
さんざん話題になっている、ブレスト・インプラント関連未分化大細胞型リンパ腫(BIA-ALCL)になるとカプセルが出来ると聞いたことがあります。
BIA-ALCLの場合、報告ではインプラントを入れてから平均9年で発症してくると言われていますし、6月にMRI検査でインプラントの状態をチェックしたばかりですし、私はインプラントに入れ替えてからまだ7ヶ月なので違うような気がします。
美しく再建するためにした工夫
形成外科でエキスパンダーやインプラントを入れる際にただポンっと入れるだけではなく、綺麗な胸を作るために中で操作して細工をしているはずです。あの先生はきっと細かくやっていると思います。だけど、そう言えばそういう説明を受けたことも求めたこともなかったので不確かです。それに、そうだとしても位置がココだと違和感があります。
インプラントのオリエンテーションマーク
調べていくとこういった目印があると分かりました。手術の際に外科医がオリエンテーションマークを参考にインプラントの挿入方向や向きを確認するそうです。位置的にもあっていそうですが、実際に自分で触って分かるものでしょうか?
乳腺外科の先生に聞いてみた
現在はホルモン療法のため3ヶ月ごとに通院しています。何かが触れた約1週間後に予約があったので、絶好のタイミングで聞くチャンスが巡ってきました。
さて、今日は先生の外来落ち着いていると時間を気にせず聞けて良いんだけどなぁなんて思って外来人数をチェックするといつにも増してパンパンではち切れそうです!(笑)
聞きたいことは3つあるのです。この3つは絶対聞きたいのです。3つのうち2つはすぐ答えがでるので良いとして、残りの1つ「何かある」問題を聞きたいのです。
触診・エコー
まだ私の中でインプラントのオリエンテーションマークが有力候補だと思っているので、乳腺外科の先生に聞いて良いものかと疑問を持ちつつ、まずオリエンテーションマークが自分で触れるものか聞いてみました。
即答で「触れない」って!(笑)
う、うん、そうですよね。そんな話聞いたことないですもの。
秒で私の中で最有力候補だった仮説が崩れ落ちました。(笑)
でも、「何かある」ということで診ていただきました。
「診ても良い?」って聞かれてから3秒。
ペロッとブラウスとキャミとブラをめくる、早業です。
可愛いブラをしてきたので見られても良いのですけど、そこはプロ患者なのでもたもたせず、3枚同時にペロッとめくるのです。この技が出来るのも伸縮性のある上等なブラであるからこそです。しかも可愛い。(ここ重要)
ご自身の胸の形や状況によって使える or 使えないブラがあると思いますが、気になる方はこちらの記事もどうぞ。ちなみに私は全色コンプリートいたしました。
あ、ちょっと話がずれましたが…。
ペロッと患側の胸をお見せする前に、先生もフライングでエコーの準備をしていました。(笑)触診して「何かある場所」をエコーでチェック。さすが先生、見つけるのが早い。そして判断も早い!!
エコーを当てた感じ先生からでた言葉で「結節」「被膜」というワードが聞き取れました。
「何かある場所」に結節のようなものがあるようです。
ただ、今のところ悪いものではなさそうで、大きくなるようだったらまた教えてとのことでした。
ひとまず経過観察というところでしょうか。
リンパCheck!
おもむろにリンパチェック入りました。(笑)
ところで、乳がんの再発には3種類ありますね。
- 局所再発
- 領域リンパ節再発
- 遠隔転移再発
恐らくというか念のためだと思いますが、鎖骨と左右の腋窩リンパ節をクイクイッとピンポイントにツボに入るかの如く先生の魔法の手がその場所を確認していました。こちらは問題ないようでした。
まとめ
乳がんの再発は術後2年~3年以内に起こることが多いとされています。
ER陽性なので10年経ってもその可能性はありますが、ただいま3年目をゆるっと通過中です。
先生による触診やエコーは今回が初めてでしたが、限られた外来時間の中、最短でその患者にあった必要なパフォマーンスをしているのだなと想像できます。
そして毎年、マグノリアの季節にマンモとエコーと血液検査のセットが組まれますが、既に予約を取ってあるからね!と言われました。(笑)このフォローアップ検診をパスすれば4年生へ突入です。
しかし、左だけ痺れる症状や腰痛い騒動、今回の何かある事件など続々と小石が現れてはいろいろ敏感に気づいちゃうけど、ひとつづつ蹴とばしていくしかないのでしょうね。
さて、次回のブログは先生に聞いた残り2つの質問とタモキシフェンとリュープリンです。