Étincelle

30代で乳がんになったうるーのきらめく人生にするためのブログ

AYA世代、ロールモデル不在時代が終わりを告げる。

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がんに罹患しても「その後」を生きる人が多くなる時代。

がんの種類によってもさまざまですが、医療の進歩で今まで以上にそうなることは容易に想像できます。

そして、メディアやイベントなどの表立ったところに出てくださるがん罹患者の増えたこと。それが同年代だとなおさら「おおっ!」と前のめりになります。

さて、初心に戻ってがんと分かった時「何を知りたかったか?」「何を考えたか?」思い返してみました。

まず、治療方針説明前に予習をするべく猛烈に検索しました。(笑)

突然がん患者になったのだから当然ですね。分からないことだらけです。

主治医が魔法使いの呪文のように唱える言葉を理解するためにひたすらインプットしました。

ERってなに?PgRってなに?HER2ってなに?

乳がんは標準治療が確立していてガイドラインもしっかりしているので、焦らずに知識をつければそれが不安材料を取り除く武器になることが分かりました。私の場合は、特にこの標準治療をきちんと行えば今すぐどうにかなってしまう恐ろしいものではないと理解しました。

一通り呪文が理解できるようになり治療が進んで行くと次第に思うのは、退院後の生活が主になり「その後」を考えるようになりました。

仕事との両立は?

胸がなくても髪が抜けても可愛くできる?

乳がんでも結婚・出産した人はいるの?

私が罹患したのは、闘病記と言えば悲しく美しい物語ばかりで生きるために必要な情報はなくロールモデルがいないと嘆かれた時代から少し経ったころ。

ブログや本を探すと医療用ウィッグではなくファッションウィッグをつけている可愛らしい人や、再建した美しい体を見せてくれている人や仕事や家庭と両立している人もいてなんだかやっていけそうな気がしてやる気がでてきました。(笑)

毎年100万人ががんに罹患すると言われる時代。

がん患者も多様化してきて、様々な職種の方がいます。がんに罹患したからこそ閃くアイデアや語れる理想があると思います。がんを経験したからこそできること。AYA世代だから考えること。子育てしてるから気づくこと。仕事で還元していく人。

いろんな人の「その後」が見える時代です。

がんと言われると一度はものすごい孤独感に襲われるんじゃないかと思います。そんな人に寄り添える人も必要。それぞれの特色が役割にスッとハマって全体が大きく回りだすととてつもない光を放ち始めるのでは、と期待せざるを得ません。

社会におけるがんという病気の認識の変化とともにロールモデルの見つけ方もSNSを通じて気軽にアクセス出来るようになってきたように思います。

最近では特にTwitterやインスタグラムなどのSNSがAYA世代問わずコミュニケーションツールや情報収集ツールとして活発に使われているのではないかと思います。

同じ時期に告知を受けたり治療をしている仲間がいることは大きな励みになります。また、自分と同じ治療やライフスタイルなどポイントポイントで参考にできる人がいれば「その後」を生きる小さな光になります。繋がりたいときにつながれる身近なロールモデルがいるということはどんなに心強いものでしょうか。

これだけたくさんの情報が溢れているからこそ、きちんと自分で取捨選択する必要はありますし利用するには一定のモラルやルールを兼ね備える必要はあると思いますが、ロールモデルがいないといわれていた時代は終わり、誰もがロールモデルになれる可能性がある世の中になったのではないでしょうか。

がんに罹患したからこそ出来ること、むしろがんに罹患したからこそ何かを得て立ち上がろうとする強い気持ちが他の人の心も動かしていく。そんな「その後」を生きる人が私は楽しみです。