Étincelle

30代で乳がんになったうるーのきらめく人生にするためのブログ

【乳房再建】美乳を作るためのインプラント入れ替え入院手術

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待ちに待った乳房再建のインプラント入れ替えのため入院してきました。

まずは、簡単に私の乳腺外科での手術内容です。

NSM+SBN→AX

乳頭乳輪温存乳房切除術とセンチネルリンパ節生検を行った結果、腋窩リンパ郭清をしています。微小転移でしたが、もともと同時再建は予定していなく後日再建をするということで乳外Drとお話していました。

乳腺外科での治療がタモキシフェンのみとなり術後1年経った段階で形成外科に紹介していただきエキスパンダーを挿入、8ヶ月後にインプラントに入れ替えしました。二次二期再建です。美しく治すために大事に大事に育てたお胸の一番大事な手術です。

 

※この内容は私、うるーの体験であり必ずしも皆さまに当てはまるとは限りません。ぜひご自分の希望をご自身の施設や担当医とお話して素敵なお胸を手に入れてくださいね。

手術前日

当院は手術日の前日入院です。

術前検査や麻酔科は事前に外来ですませているので入院手続きが終われば特にやることはありません。(笑)

シャワーを浴びてご飯を食べてゆっくり過ごすだけです。特にこの時期はインフルエンザが流行っているので風邪など引いて手術が延期にならないように注意しました。

手術前日にすること

オリエンテーション

担当の看護師さんによって簡単な手術の流れの説明と入院中のルールや病棟の案内などがあります。私はこの病院に何度も入院しているので病棟の案内などスキップしてもらいました。持参したお薬(タモキシフェンなど)は回収されます。

デザイン

夕方ごろ外来に呼ばれて担当医によってお胸の幅や高さ、乳頭までの長さなど健側と合わせながら芸術家のごとくデザインがされます。

手術の際はこちらが道しるべになるのでこの後に入るシャワーで消えてしまわないように気を付けます。黒の油性マジックで描かれますが、薄い色の下着だと色移りしてしまう可能性があるので濃い色のブラがあると安心です。

寝る前に

全身麻酔のため私のケースは0時より絶食になりました。手術に備えて0時以降は経口補水液オーエスワン(OS1)を翌朝10時までに飲み切るように指示がでます。

翌々日の朝まで絶食なので、普段はあまりしませんが夕食後に売店で買ったスイーツをいただきました。食いしん坊なので手術を頑張るためにちょっとしたご褒美です。

また、看護師さんより消灯前のお薬をどうするか聞かれます。眠剤と下剤を飲むかどうかです。もう既にあくびが止まらないほど眠かったので眠剤はなしにして、下剤も特に必要なかったのですが念のため飲んでおきました。眠るのは得意な方ですが普段と違う環境や少なからずも体が緊張しているので、眠剤は飲んでいた方がぐっすり眠れるかもしれません。途中、どなたかのいびきで起きました。(笑)

手術当日

いよいよエキスパンダーからインプラントに入れ替えをする手術です。全身麻酔の手術は何度やっても緊張します。呼ばれるまでは病棟のベッド待機です。看護師さんが爪やメイク、コンタクトなどの最終チェックにやってきます。

手術までにすること

準備する

入院時に持参のお薬は預けており、お薬の時間に看護師さんが持ってきてくださるのですが私が持参したタモキシフェンと漢方は手術当日は休薬しました。

移動前にお手洗いを済ませ弾性ストッキングを着用します。ショーツと前開きのパジャマのみになり歩いて手術室へ向かいます。ブラはしません。病棟看護師さんから手術室スタッフへバトンタッチです。シャワーキャップみたいなものを被らされて部屋まで歩いて移動します。

手術室に着いたら

上のパジャマを脱いで台に寝ころびます。手術室に先に入っていたDrがやってきて主治医は麻酔がかかった後に来て麻酔が覚める前にいなくなるといわれました。(笑)

それから、麻酔科の方(Drか看護師さんかちょっと分かりません)が点滴ルートをとります。この役目は若い方が担うことが多いのでこの方がギブアップをしないと上の方は召喚されません。手首を差し出してましたが、初めから手の甲をロックオンされてたので嫌な予感はしましたがやはり手の甲に刺されました。(´;ω;`)ウゥゥ

まもなくして、心電図やマスクなどをつけて眠りに落ちます。

手術が終わったら

だんだんと手術室の音や声が耳に入ってきて誰かに手を握ってと言われて握り返します。麻酔が抜けきらないまま気が付いたら病棟に移動してますが、気が付くとマスク・点滴・バルーン・加圧ポンプなどがついてます。明朝まではナースステーションの近くの部屋で過ごすのですが、だいだい3時間くらいはうつらうつらしていました。

事前に麻酔科医とお話ししてたので、麻酔による吐き気は今までの中で一番ましでした。気持ち悪さもこの3時間くらいで抜けましたが、術後は感覚的にも長い夜なので朝が来るまで何度か気持ち悪さが襲ってきましたが我慢できるレベルでした。

あっ!今回はブレストバンドが手術着の上から既に着けられていました。

長い夜

術直後の夜勤に当たる担当の看護師さんによって長い暗い夜になるか長い希望の夜になるか決まります。今回はとても気を配ってくださる方で安心しました。逐一様子を見に来てくださったのでナースコールは1度も押していません。時計もないので全神経を研ぎ澄まして何時ごろか想像してました。ふふ。

 

手術翌日

0時までがとにかく長い。眠ったり起きたりを幾度となく繰り返し静かに朝を待ちます。長い夜が明けたら日勤の看護師さんが救出しに来てくれるのを心待ちにします。看護師さんが来るたびに今か今かと期待してフラれてはじっと待っていました!

夜が明けて

自室に戻るまで

ようやく朝になり8時ごろDrが傷あとの処置と写真を撮りにきました。

腕は上に挙げちゃいけないのはもちろん、とにかく安静に動かないでということと患側で物を持つときは肘を体につけたまますること、ブレストバンドの着け方を何度も言われます。綺麗に治すにはどれも必要なことです。

処置室からなんとかベッドに戻って掛布団も上手にかけられなかったのでそのままポケっと待っていたら、バルーンが抜ける前に朝ご飯がきました。そんなことよりバルーンを早く抜いてくれという心の声をしまい込んで味噌汁やのむヨーグルトなど食べられるものだけいただきました。それでも前回より気持ち悪さがないので食べられた方です。

日勤の交代の時間がきてもまだバルーンを抜いてもらえません。(´;ω;`)ウゥゥ

その時によるのか看護師さんによるのか病棟のルールが変わったのか分かりませんが、他の通常のお部屋の方のお世話が終わってからだったので10時ごろだったと思います。念願のバルーンを抜いてもらい体をふいてもらってパジャマに着替えて歩いて元いた部屋まで戻りました。バルーンが抜ければ普通に歩けます。それと点滴のルートはまだ抗生剤を落とすのに必要なのですが、手の甲はやはり痛いし手首が動かせないと生活が不便なので刺しなおしをお願いしました。

胸の下が赤い

まだガーゼなどしてあるので全体像は見えませんが、鏡に映してみてみました。

!!!( ゚Д゚)!!!

なんか、あかい・・・。術後なのでその部分がかゆいのか全体がかゆいのか分からないし、自分からは見えない位置なのでいつから赤いかもわからない。

悩んだ挙句、不安なので夜勤のベテラン看護師さんに報告。当直Drかな?に電話で確認していただいて今夜は様子見ということになりました。

退院まで

朝昼晩のバイタルチェックとドレーンが抜けるまでは朝と夕方に抗生剤の点滴がルーティンでありました。抗生剤の点滴はだいたい30分~1時間くらい。点滴棒があれば動けますが基本ベッドの上に吊るすので終わるまで待機です。入院中はノーブラで前開きパジャマとパジャマの上からブレストバンドで過ごしました。

術後2日目

朝、Drが胸の赤いところを診に来てくださいました。

中で操作しているので内出血だろうとのこと、痒いところはルリクールで処置。感染症などではなさそうで一安心です。安心したら一気に気にならなくなり、いつ赤くなくなったのか覚えていません。(笑)

術後初の洗髪です。ご厚意で看護師さんが洗ってくださったのですがサッパリしました。下半身シャワーも本日からOKです!お風呂場の全身鏡でお胸の様子をチラ見したら、ほぼ健側と同じお胸が出来上がっててうれしくなりました。

術後3日目

朝、Drの傷チェックと消毒処置、写真撮影です。テープかぶれのお薬(ルリクール)を処方してくださいました。

今日はもともと洗髪Dayだったのでまたまた洗ってもらいました。下半身シャワーも入りました。ドレーンを連れてのシャワーに入るコツはドレーンのポシェットの紐を短く結んで体に密着させれば濡れないし邪魔じゃなくなります。

術後4日目

朝、Drの消毒処置。なんとっ!ドレーン取っちゃう?取っちゃえ!でそのままベッドに座ったままズルっと抜いていただきました。ドレーンが抜けたということは、廃液を吸い上げるものはもう入ってないのでさらに動きは慎重に安静にしなければいけません。ドレーンが抜けたので抗生剤の点滴は今日の夕方までです。これで点滴ルートも外せるし朝と夕方ベッドに拘束される時間がなくなります。

そして何よりもうれしかったのはNewお胸を見るなり「衝撃的に美しい」とありとあらゆる絶賛をしてくださったこと。本当にうれしくて心が軽やかになりました。

術後5日目

この日は教授回診です。教授からも完璧とVサインをもらいました。その日にお会いしたDr皆さん綺麗とほめてくださりました。うれしー!!

見学にきた学生さんがどっちが?というレベルまで再建してくださいました。本当に感謝です。あとは、ブレストバンドとテープ療法でさらにパーフェクトなお胸を目指します!!

ドレーンが取れて点滴の抗生剤がなくなったので今日から錠剤の抗生剤を服用します。

術後6日目

抜糸は明朝外来でということで退院をお願いしました。今までの入院全て大部屋でしたがいずれも静かに過ごせていたので早く帰りたいとは思わなかったのですが、今回はどうしても早く帰りたかった。(笑)

いろんな方がいますからね・・・リスクとベネフィットを考えて自分の希望を叶えていただきました。朝に傷の処置をしていただいてから退院です。

手術翌朝から痛み止めはロキソプロフェンとレバミピドでしたが、退院時処方での痛み止めはお願いしませんでした。退院時は前開きのソフトブラをして帰りましたが、まだ抜糸前でガーゼなどついてて苦しかったので家についてからブラは外しました。

まとめ

今回の入院は7泊8日でした。個人的な感想ですがエキスパンダー挿入の手術より痛みは少なかったです。

私は乳がんの術後1年まって、1年検診をクリアしてから再建をしました。その間に乳房再建に関するセミナーや勉強会など参加させていただきましたし実際に再建された方のお胸を見せていただく機会にも恵まれましたが正直まだまだ患者の希望に対して医療の限界があると思いました。

もちろん治療優先ではありますが、どの先生も全力を尽くしてくださいます。再建に関してもメリットデメリットはどの方法にもあるので優先順位がどこになるのか?自分がハッピーになる方法を選びたいと思いました。施設によっては日帰りで行うところもあると伺います。同時再建や自家組織再建などさまざまな選択肢があること、もしくは選択できない事情がでてきてしまうこともあるかもしれませんが、自分がどうしたいかを主治医と共有しておくことはとても大事だと思います。そうすれば主治医は患者の好みをくみ取ってくださるように思います。

今回様々な方が携わってくださりとても美しいお胸が誕生しました。とても感謝しております。まだ気を抜けない段階ではありますが美しく治すプロジェクトが成功に向かっているようで一安心です。