Étincelle

30代で乳がんになったうるーのきらめく人生にするためのブログ

Cancer Survivor(キャンサーサバイバー)とCancer Thriver(キャンサースライバー)

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突然ですが、以前からCancer Survivor(キャンサーサバイバー)という言葉に私の場合違和感がありました。どうもしっくりこないというか。でも他に閃く言葉もなく、私自身の語彙力がないがゆえに使うサバイバーという言葉を発するのも少なからず抵抗がありました。

※個人の体験になりますのでそれぞれの状況と異なることもあることをご了承くださいませ。

 

キャンサー!サバイバー!という言葉は日本人にも分かりやすく浸透しやすかったのでしょうが、サバイバーと聞くたびにDestiny’s ChildのSurvivorをビヨンセ様が迷彩の水着で激しく踊りにくるので、めちゃくちゃ気の強く力強いサバイバーをイメージしてしまうのです。(笑)

そんなこんなもありつつで、あまりにも私のイメージとはかけ離れているかっこ良い女性の象徴であるビヨンセ様と同様に「アイム サバイバー♪」と高らかに叫ぶのはサバイバーの意味が違っても身の程知らずだと思うので、他に形容する言葉があれば良いのになと常に思っていたところこんな言葉と出会いました。

 

Cancer Thriver(キャンサースライバー)

スライバー(Thriver)とは、動詞thrive「栄える、成功する、たくましく成長する、繁栄する」をする・した人、という意味です。この場合は、がんにもめげずに人生を積極的に生き、成果を上げた人、という意味を持っています。

出典元:2015年 FFJCP : 公益財団法人東京生化学研究会 CHAAO事業

 

がん告知を受けた際は、キューブラー・ロスの5段階モデルの4つをすっ飛ばして「受容」に至った私は、そもそもサバイブするという気持ちはありませんでした。最初は「どうしよう、誰にも言えない」と思いましたが、なってしまったものはどう嘆き悲しんでもなくならないので、ならばそこから得られるものはすべて糧と出来るような人になろうと思いました。失ったら別のものを得る、出来ないなら別の出来ることを増やす、ただでは起き上がらないぞと(笑)

 

ちなみに死の受容は、否認(そんなはずはない、と考える)、怒り(なぜ自分が死ぬのかと怒り、周囲を攻撃したりする)、取引(神を疑ったり否定したり、「もし治れば神を信じよう」と条件をつけてみたりする)、鬱(あきらめて落ち込む)、受容の5段階をたどると、キューブラー・ロスは指摘しています。

出典元:がんを宣告されたら家族に打ち明けられますか? (2/3) | プレジデントオンライン

 

このブログのタイトルにもなっているエタンセルは煌めきという意味で、がんに罹患した人にしか放てない命の煌めきはあるはず、と希望を込めてつけました。そもそも、文字や写真を残す作業はしようと思ってませんでしたが、それでもブログを始めたきっかけは自分をアップデートするためです。もちろん、同病の方がもしも見てくださって参考になったと思ってもらえることがあればそれはそれで嬉しいです。( *´艸`)

なので、スライバーのように「成果を上げた人」なんておこがましいですが、現状に嘆かずアップデートする術を身に着けてその時最高・最善と思える方向にすすめるように生きていくことをスライバーというのだと私は思います。

 

それから、もうひとつ。

Cancer Tamer(キャンサーテイマー)という言葉もあるそうです。Tamerは調教師という意味でa lion tamerでライオン使いになるそうです。がんを飼いならす、なんだか魔法使いになったみたいでそれもありかなと思いました。

私にとってのCancer Survivor(キャンサーサバイバー)というのは、きっとすべてを達観した最後にサバイバーと名乗ることができるようになるのかもしれません。その前に令和のような美しい日本語でもっとしっくりくる言葉が生まれているかもしれませんね。