ラストケモから1年8ヶ月。なかなか月経が再開しないのでFSHやE2を調べたりしていましたが、満を持して(?)再開しましたのでLH-RHアゴニスト製剤が追加になる前のタモキシフェン単独の副作用の記録を覚えている限り記しておきます。
※個人の体験になりますのでそれぞれの状況と異なることもあることをご了承くださいませ。
術後ホルモン療法
ラストケモから約3週間後タモキシフェンの服用を開始しました。
抗エストロゲン薬
薬剤名:タモキシフェン錠20mg「MYL」
一般名:タモキシフェンクエン酸塩錠
製薬会社:マイランEPD
私が服用しているのはマイランのタモキシフェンでジェネリック医薬品です。こちらの先発品はノルバデックス錠20mgになりますが、処方箋を見てジェネリック変更不可欄にチェックが入っていなければ保険薬局でジェネリックに変更が可能です。
タモキシフェンはたくさんのジェネリックが出ており薬価もそれぞれで、下記のサイトで薬価比較表を見ることができます。
かんじゃさんの薬箱 | 「ジェネリック医薬品」Q&A | 日本ジェネリック医薬品学会
私の薬局はマイランのタモキシフェンが出来てましたが、その後薬価や信頼度などを考慮してそのままマイランで行くことにしました。
ところが、エキスパンダー入れ替え手術の入院中に乳腺外科の診療があり退院時処方となったのですが院内処方で出されたタモキシフェンは日医工のものでした。あまりジェネリックからジェネリックに変更したくなかったのですが3ヶ月日医工のものに変更してマイランに戻しました。
また、途中で何かしら事情が出来て変更するかも知れませんが当面はマイランにしようと思っています。
タモキシフェンがマイラン(ジェネリック)から日医工(ジェネリック)に変更になる際に病院の薬剤部に突撃訪問してお伺いしました。
違うのは添加物のみでジェネリックや先発、後発など確実にコレ!と言った答えはないようでオリジナルブランドが良ければノルバデックスにするといったように何にプライオリティを置くか…と言ったところでしょうか。どうしても添加物が気になったり同じ製薬会社にこだわるなら、外来で処方箋を出し直してもらうしかないようでした。
タモキシフェンの副作用
覚えていたり記録に残っているものをまとめてみました。タモキシフェンの副作用とされているもの以外にも気になった症状も記してあります。
1週間
- 顔がぱんぱん
- 食欲不振
- 抗がん剤の時に襲われたような体の痛み
2~3週間
- ご飯食べる量も減ったしすごく汗もいっぱいかくのに痩せない
- 吐き気で起きる
- ときどき意識して深呼吸しないと苦しい
- 動悸・息切れも突然やってくる
- 肌質変わったのか乾燥して無意識にほっぺポリポリかいちゃう
1ヶ月
- 背中や脇腹の体が痛い→更年期障害によるものと説明がつきそう。手の強ばりや関節痛などと同類の痛み。
- 動悸、不整脈→酷くなるようならホルター心電図?をしなきゃいけないかも。
- 頻尿
- 体がカチコチになってきて物拾うとき「よっこいしょ」状態
- さむいー、あついーを1日中(夜寝てるときも)繰り返してる
2ヶ月
- ホットフラッシュ
- 寝てるときに暑くて起きる回数が減った(漢方が効いている?)
3ヶ月
- 動悸からのホットフラッシュ
- 気持ち悪い
- お腹は空くけど食べたいものが見つからない
- 体バキバキ
- 物忘れ
- 下腹部痛
5か月
- めまい
- ふらつき
- ホットフラッシュきつくなる
8ヶ月
- ほてり
- 動悸
- ホットフラッシュ
- 胸の締め付け
- 疲れ、怠い
- 物忘れ
- 脚のむくみ
- 寝起きの手の強張り
- 体痛い
- ねむい
1年4ヶ月
- 集中力、記憶力の低下
- 視力の低下
- 寝起きの手の強張り
- たまにほてり
- たまに動悸
- 疲れる
1年7ヶ月
- 集中力、記憶力の低下
- 視力の低下
- 寝起きの手の強張り
- たまにほてり
- たまに動悸
- 疲れる
副作用の対策
私の主治医は漢方を処方してくださいます。最初は1ヶ月ごとに副作用チェックをしてくださり副作用に効きそうな漢方をすべて試させていただきました。
加味逍遙散、桂枝茯苓丸、当帰芍薬散、女神散と渡り歩いて現在は加味逍遙散で落ち着いています。
効果は?というと、インプラント入れ替え手術当日は休薬したので漢方もお休みしたのですが、術後の夜は最近ではなかった夜中のホットフラッシュが何度かありました。全体的に飲まないよりは良くなっているような感覚です。
こんな記事がありました。
乳がん女性のホットフラッシュに抗コリン薬が有効か|医師・医療従事者向け医学情報・医療ニュースならケアネット
抗コリン薬のオキシブチニンというものがホットフラッシュの緩和につながる可能性があるとのことです。ホットフラッシュが1時間に何度も頻発したときは発狂しそうになったので効く薬が出ればだいぶ楽になりますよね。ただし、薬には副作用がつきものでこの薬にもあるようです。ホットフラッシュを緩和させるか新たな副作用に挑むか、なかなか難しいですね。
まとめ
タモキシフェンを服用して1年7ヶ月。もうすぐ1年8ヶ月というところでリュープリンが追加になりましたので一旦区切りとして副作用をまとめてみました。
この期間は化学療法により月経がなかったのでタモキシフェン単独でした。最近に至ってはエストロゲンも出ていたことも血液検査で分かったので直近の手の強張りについてはタモキシフェンの副作用だと想像ができます。毎朝グーパーしてなんとか動かしています。
また一時は、ホットフラッシュがきつくて体が熱を持っていたので体温測ったらホットフラッシュの汗で体温計壊したりしてました。(笑)が、漢方が効いているのか体が慣れたのかエストロゲンの影響か分かりませんが、ホットフラッシュはだいぶ落ち着いてほとんどないといっても良いくらいです。
ホルモン療法は細かい不具合がいっぱいあって、でも大袈裟に騒ぎ立てるほどでもなくタモキシフェンの仕業があなどれませんが、当初よりはだいぶ副作用も落ち着きました。ですが、これからリュープリンが追加になったことでさらにどう変化していくのかちょっとこわいです(´;ω;`)ウッ…